まおはデックとは何か?
まおはデックとは、トランプの組合せにつてのあるアイデアに対し、私が勝手につけた名前です。
簡単に説明すると「同バック、異フェイス」つまり裏の模様は同じで、表のデザインが違う普通のトランプデックの組合せ。ただそれだけです。。
このデックには以下何点かメリットがあります。
1.トランプにランクを追加できる(4スート26ランクまで可能)
2.トランプにスートを追加できる(13ランク8スートまで可能)
3.特殊カードをデフォルメできる
それぞれを説明する前に、最初にこのアイデアを見つけた経緯について説明したいと思います。
私は、大のトランプゲーム好き、暇があるとトランプゲームのこと考えています。トランプゲーム会で遊んだゲームの復習をしてみたり、あのゲームのバリエーションにはどんなのがあったか?とネットを検索してみたり、gamefarmや pagatで色々なルールを見ては感動したりしています。そんな私のお気に入りのトランプトリテは、ハート、スペード、オーヘル、ナインティナイン、ピノクルです。
1.まおはデックを使うとトランプにランクを追加できる(4スート26ランクまで可能)
ある日ナインティナインを5人でやろうと思い。作者パーレットのルールページを読んでみると以下の様なことが書いてありました。(ナインティナインというゲームでは基本的に、手札は12枚必要。なので5人でやるには合計60枚が必要。標準デック52枚では8枚足りません、以下はそれについての説明です)
ナインティナイン5人ルール、以下Google翻訳より
-元のページ:https://www.parlettgames.uk/oricards/ninety9.html#five –
最も良い方法は、ファイブハンドレッドのゲーム用に作られた 60 枚のオーストラリアのパックを用意し、11 と 12 は残して、2 枚の、赤い 13 とワライカワセミ (ジョーカー) を捨てることです。入手できない場合は、代わりに、裏面のデザインと色が同一の別のパックから 2 つの追加のランク (できれば 7 と 8) を追加して 60 枚に拡張した 52 枚のカード パックを使用します。
注意: 53 枚のカードパックと重複カードを使用しており、重複カードが同じトリックにプレイされた場合、最初にプレイされたカードが 2 番目にプレイされたカードよりも優先されます。
翻訳以上
つまり、ナインティナインを5人で遊ぶためには、60枚用意する必要があるが、
案1)オーストラリアの「ファイブ ハンドレッド」パックを使うとよい
案2)なければ他の組から、7と8を抜き出して追加し、もしプレイ中に同じカードが出たら先勝ちにすること。と書かれています。
私はたまたま持っていましたが、一般的にオーストラリアの「ファイブ ハンドレッド」パックは持っていません。
なので、他のトランプから7と8を追加するのですが、同じカードが出た時の扱いが1)と2)で違います。つまり1)の考え方では、カードは15ランクになっており、2)の考え方ではほぼ13ランクのままです。作者としては、優先順位を1)に上げていることから、15ランクでプレイするのがベストであると読み取れます。
そこで考えたのが、まおはデックのアイデアです。
同バック、異フェイスのカード、つまり裏のデザインが同じトランプだけど、表のデザインが違うトランプから7と8を持ってくれば、同じ7でも、同じ8でも順列が付けられます。例えば、バイシクルのライダーバックでジャンボインデックスを追加したとします。同位ランクが出た場合にはジャンボが勝ちとするわけです。
これで、めでたく5人でナインティナインが遊べたわけですが、後日この時のことを思い出し、もう一度よく考えてみたら、7,8に限らず他のランクもいける!応用範囲が広いのでは?!と考えました。
多人数でトランプを使ったトリテをやると、1人当たりの手札が少なくなるため、2組使って遊ぶことがあります。あるいは5人のナインティナインの様に必要枚数をもう一組から抜き出して枚数を増やします。その際まおはデックを使えば、カードを追加しつつランクも増やした遊び方が可能になります。ちなみに、同一カードが出た時に、先に出した方を勝ちとするか?後に出した方を勝ちとするか?は、ゲームによって違います。あれどっちが勝ちだっけ?という煩わしさが、まおはデックを使えば無くなります。
創作トランプゲームにも使えそうです。
2.まおはデックを使うとトランプにスートを追加できる(13ランク8スートまで可能)
これについてのアイデアはありませんが、理論的にはランク同様スートも増やせます、例えば、スタンダードクラブとジャンボクラブを別のスートとみなすわけです。
3.まおはデックを使うと特殊カードをデフォルメできる
このアイデアは、ランクやスートを増やすのではなく、一般的なトランプ遊びに対するアクセント的な使い方です。
特定のカードをまおはデックと入れ替えることにより、その特定カードを目立たせることが可能になります。
たとえば、ハート(ブラックレディ)において、♠Qをジャンボインデックスにすると、それを目立たせることができます。初心者とやるときとか、いつもとちがった感覚でやってみたいときとかに、使えるアイデアかと思います。
その他の例)
・ハートにおいて、ハート全てをジャンボインデックスに
・スペードにおいて、スペード全てをジャンボインデックスに
・ブリッジにおいて、メジャースートをジャンボインデックスにして、ノーリボークデックとする
・スカートにおいて、ジャックをジャンボインデックスとする
以下トリテじゃないですが、、ラミー系でワイルドカードをジャンボに、クリベッジで5をジャンボに、とか、色々できそうです。
世紀の大発見と勝手に思っている、まおはデックの紹介でした。最後に、ここまで書いてきてなんですが、、まおはデックに使えそうなカードは、バイシクルのスタンダードインデックスとジャンボインデックスの組合せしか思いつきませんでした。他にもあるかな?あったらいいな。以上